RECRUIT

自己紹介も兼ねて、美容師を歩もうとしている方にメッセージを…

私、麦倉は元々美容師にはなろうと思っていませんでした。本当のところ、建築のデザイナーになる為にデザイン学校に通いたかったんです。元々家柄が美容室を経営しており、『美容師免許をとれば、他に好きなことをしていい！』との約束のもと、高校の頃に通信教育で美容師を学び、美容師免許取得の為に二足のわらじを履き、高校生活と専門学校生活を送っていました。ところが、高校の頃、美容師免許を取得したと同時にとても大きなバイク事故を起こしてしまい、内蔵破裂・全身650箇所以上を縫い、最終的に出された診断結果が、足切断…。ただ幸いにも、2年間の通院生活で、奇跡的に足の切断は免れ、今に至ります。

その時に一番感じたのは【家族の懸命な支え】でした。数千万円以上費やした治療費、それを私に一心にかけてくれた想い。気持ち。その想いに駆り立てられ、気付けば治療が終わった頃には美容室に立っていました。何かしなくてはという想いと家族への恩返しの気持ち、それが結果として、美容師という職業に形として現れることになったのです。

当初のお給料は5万円。待遇は一切なし。住み込みで働かせてもらったのは、当時美容室でも有名だった方のお店。

「キッカケは偶然。最初から本気で美容師を目指したわけではなかった。。」

と言うのが本音です。お給料5万円の時代、本当に厳しかった…。初めて借りたアパートは家賃28,000円の昔の学校のような木の作りのボロアパート。窓を閉めると歪んでしまい風が吹き抜けるという悪環境…。お店は昔ながらのサロンの特徴が強く、とにかく上からうるさく細かく言われることが多く、数字との競争、ライバルとの競争、お店同士の競争、数字と苦難に追い回される日々でした。ただガムシャラに働き、結果を残していくことに一心不乱に戦っていた記憶があります。

そして気付けば美容室は4店舗経験、内3店舗は全て店長として迎え入れられ、個人店や数百店舗あるお店などの運営・マネージメントも経験し、今思えば沢山の経験を積み、【阿佐ケ谷】という地域で独立に至りました。

INSENSEでは自分が美容師になりたての時に感じた思いはさせたくない。と心から想っています。働いていただく方には、いつもコンディションを良く、生活力を上げて生きてほしいと思っております。

有り難いことに、今まで支えてくださったお客様が私のお店を守ってくれております。INSENSEは、オープン当初から通い続けていただいているお客様がほぼ大半を占めている美容室です。私はこの美容室に誇りを持っております。

そして、今、当美容院で働いてくれているスタッフには日本中どこに行っても通用する、「どこで習ったの！？」とびっくりされるような美容師になって欲しいと思いを込めて教えています。100人の90%の満足を得られるより、1人の100%の満足を得られるようになる努力。1名の方を100%満足させることができれば、スタッフは輝く存在になれる。

お客様への想いも働くスタッフへの想いも大事にしたい。こんな”想い”に共感していただけたなら、INSENSEの仲間としてお迎えしたいと思います。